食事中に急にむせてしまうことはありませんか? 飲み込みの反射や飲む力が弱ってきたり、食べ物が食道を通過できなかったりすることで食べ物や飲み物が気管に入る、「誤嚥(ごえん)」が起こっているのかもしれません。気管に入ってしまうと食べ物と一緒にウイルスや菌が肺に運ばれ、肺炎の原因になることもあります。
食べ物が気管に入ることを防ぐには、よく噛む・一口の量を少なめにするなどが有効です。また、唇・頬・あごなど口の周り、舌やのどの周りなどの筋肉を鍛える運動でも予防できます。
この時期、毎年のように小さな子どもや高齢の方がお餅をのどに詰めてしまうニュースを耳にします。予防運動を行い、普段からよく噛む、お餅を小さく切り分けるなどで未然に防ぎたいですね。
気管に入るのを予防する運動
☆唇を鍛える
唇を突き出したり、左右に引いたりする
唇をすぼめたまま左右に動かす
☆あごを鍛える
10秒間、口をできるだけ大きく開けて閉じる
☆頬・舌を鍛える
頬を膨らませたり、へこませたりする舌を上唇と下唇につける
舌を左右の口角につける
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